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メレの中のハワイ語~パニオロ

よしみ Nui だいすけ
2016/5/22
カルチャー・コラム

ウルパラクア(ʻUlupalakua)というハワイアン・ソングがあります。

♪カウラナ・マイ・ネイ・アオ・ウルパラクア
♪ヘ・イーニキニキ・アヒアヒ、カ・ホメ・アオ・パニオロ

という歌い出しで、マウイ島の美しい牧場の地とカウボーイたちをたたえるご当地ソング。
投げ縄のモーションで軽快に踊るフラソングです。

♪広く知られる地、ウルパラクア
♪夜は肌寒い、カウボーイのホーム

という歌詞の意味を知らなくても、振付のなかの投げ縄や乗馬のモーションで、カウボーイの歌かな?ということはわかります。

ハワイ語でカウボーイのことをパニオロ(Paniolo)といいます。スペイン人を意味する英語のスパニアード(Spaniard)、あるいはエスパニョール(Espanol)が語源のようです。
ハワイのパニオロのルーツは、19世紀にメキシコからやってきたカウボーイ。メキシカン・カウボーイたちは、牧場仕事のかたわらハワイアンにギターという楽器を紹介し、演奏の基本を教え、置き土産にしてメキシコに帰っていきました。残されたギターを手にしたハワイアンは、この楽器で身体に染み込んだメレフラの旋律とリズムを表現する手法を編み出しました。そのようにして生まれたのが、ハワイアンのフォーク・ミュージック「スラック・キー・ギター」だと伝えられます。

参考文献:
~Hawaiian Dictionary for Hula Dancers~
たくさんのメレから集めた言葉たち 2
よしみ だいすけ
https://www.facebook.com/NuiDaisuke

よしみ Nui だいすけ

カルチャー担当
よしみ Nui だいすけ

フラ&ハワイアン・カルチャーのスペシャリストとして、ハワイを拠点に執筆、司会・通訳、コーディネートを行うフラ・ナビゲーター。著書にフラダンサーのためのハワイ語辞書『たくさんのメレから集めた言葉たち』(文踊社)がある。
ハワイのクムフラやミュージシャンとの親交も幅広い。フラダンサーとしてメリー・モナーク、キング・カメハメハの大会出場経験あり。1991年よりハワイ在住。

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